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コーヒー豆の成分 カフェイン以外には何が含まれるのか

 

コーヒー属は約40種に分かれています。現在、商業用に栽培されているのは主にアラビカ種とロブスタ種です。

 

エチオピアやイエメンといった世界中に広まっているコーヒーの産地では、ブルボン・ティピカ系統に属さない原種に近いコーヒー豆が栽培されています。

 

今回は、スペシャルティコーヒーなどにも利用されている、アラビカ種のコーヒー豆の成分についてご紹介したいと思います。成分を知れば、美味しさもさらに深く感じられますよ。

 

カフェイン

アラビカ種では1.0%くらい含まれています。カフェインを摂ると、脳を活性化させる働きが期待できます。集中力や思考力が高まるため、眠気覚ましのコーヒーというのも理に適っています。

 

コーヒー豆に含まれるカフェインには胃酸の分泌を促し、消化を助ける働きもあります。なので、レストランでは食後に一杯のコーヒーを出してくれますよね。胃もたれや消化不良が起こりにくくなる効果を狙った粋なサービスです。

 

クロロゲン酸類(ポリフェノール)

アラビカ種の生豆には5.0~8.0%程のクロロゲン酸が含まれています。クロロゲン酸という成分だと聞き慣れなくともポリフェノールだと耳にすることもあるでしょう。コーヒー豆にはポリフェノールも含有されています。

 

このクロロゲン酸には抗酸化力で老化を予防する効果もあるという、研究もされています。クロロゲン酸の抗酸化作用によって細胞の老化や劣化を抑止し、体を若々しく保つ効果が期待できます。また、がん細胞などに良い働きをするなど、医療分野での研究も進んでいる成分です。

 

ポリフェノールはコーヒー豆だけでなく、赤ワインやチョコレートなどにも多く含まれています。なので、チョコレートも少量を習慣的に摂取するならば、健康的な食べ物に変化するかもしれません。

 

タンパク質

コーヒー豆の含有率は10%程度です。タンパク質も多糖類と同様に私たちの皮膚、爪、髪などをつくるもとになるので積極的に摂取したい成分です。

 

多糖類とショ糖類

コーヒー生豆に含まれる成分で一番多いのは多糖類で、30~45%程度含まれています。ショ糖類と異なり、砂糖のような甘い糖ではありません。対してショ糖類は砂糖のこと、ショ糖類の含有率は10%程度です。

 

焙煎することでカラメルとなってコーヒーにほのかな甘みと苦味を与えるほか、クロロゲン酸と相性がよくコーヒーのあの褐色(モカ)を作り出してくれる重要な成分です。

 

ただ、コーヒー豆を焙煎や抽出して成分が濾し取られるので、コーヒー自体に糖質は残りません。甘みはないのでダイエット向きだともいえるでしょう。

 

成分について

このようにアミノ酸、ショ糖類、クロロゲン酸類の含有率の違いによって、コーヒー豆を挽いてカップに注いだとき風味の違いに大きく影響します。

 

さらに産地によっても成分の含有率は異なります。コーヒー豆を栽培する環境というのも標高の高低差、施肥料、気温、降水量に違いがあります。

 

コーヒー豆を販売するお店で飲むコーヒーと、自宅で飲んでいるコーヒーの風味の違いについては、このような成分の違いを受けているからでしょう。

 

また、これらの栄養成分は抽出したコーヒーにはほとんど残りません。栄養がないワケではないですし、その分、カロリーがないと考えるとダイエット向き飲料ではないでしょうか。

 

コーヒー豆を販売するコーヒー専門店では香りを楽しむ、こうした飲み方をおすすめしていますが、その理由も何となくわかりますよね。

 

ぜひ、専門店にて香り豊かなコーヒー豆を購入してコーヒーブレイクしてみてはいかがでしょうか。ダイエットにはブラックコーヒーをおすすめします。ただし、飲み過ぎるのはカフェイン摂取量が気になるところ、注意しましょう。

 

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湯田温泉の小さな珈琲豆焙煎屋 Nishida Coffee


会社名: Nishida Coffee

住所:〒753-0056 山口県山口市湯田温泉五丁目7-6

TEL: 080-4487-7054

営業時間 : 平日 / 12:00~18:00 土祝 / 9:00~18:00 定休日:日曜日

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業務内容:コーヒー豆の製造・小売・卸、コーヒー器具の販売、ギフト販売、イベント出店、コーヒー教室

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