お知らせ

コーヒーのこと、知っていますか?


 

幅広い世代に愛され、アイスからホット、ドリップからエスプレッソまで楽しみ方も多彩なコーヒー。
日本に伝わったのがいつ頃なのか考えてみたことはあるでしょうか。
現在有力な説としては、江戸時代に入ってから長崎出島にオランダの商人が持ち込んだとされています。
鎖国中の日本で唯一、世界との交流が許されていた場所に駐在するオランダ人商人によってもたらされたと言われます。
ただ当時、コーヒーを口にできたのは、彼らと接触することができた役人・商人・通訳・遊女などの限られた人達でした。
お茶の文化が根づいた日本では、独特の苦味や香りに馴染めない人も多く、本格的に普及することはありませんでした。
 

日本のコーヒー文化の発展は明治以降
コーヒー豆発祥の地と言われるイエメンやエチオピアで発見された赤い木の実は、
本場のアラブ・アフリカ地方や西欧諸国で淹れ方、飲み方が進化し、各地の食文化にとけ込んでいきました。
海を渡り、オランダ人によって日本にも伝えられたコーヒーが広く知られるようになったのは、
幕末の1858年に日米修好通商条約が結ばれ、自由貿易が始まってからのことです。
明治時代となり文明開化の波が日本全国に押し寄せると、
コーヒーの美味しさや魅力に気づく人、食事とともに楽しむ人も徐々に増えてきました。
そう考えてみると、日本におけるコーヒーの歴史はおよそ150年と浅いことが分かります。
多くの人に愛される、とても身近なコーヒーの文化は、日本の急速な近代化とともに拡大発展してきたと言えるでしょう。
 

コーヒーの主な成分

 

コーヒーのなる木は、アカネ科の常緑樹。サクランボに似た果実の中にある種子の部分がコーヒー豆になります。
 

1 カフェイン
カフェインは苦味と興奮作用をもっていてコーヒーにとって大切な成分です。
コーヒーの最も特徴的な成分として知られ、日本茶や紅茶にも含まれている成分。
アルカロイドという化合物の仲間です。
眠気冷ましなどの興奮作用、尿の排出を促す利尿作用などの効果が知られています。
コーヒーは、日本で、明治のころまで薬として用いられてきましたが、
その後大衆化すると、その薬効成分はあまり注目されなくなりました。
しかし、最近、特にその成分がふたたび注目を集め、世界中の機関で研究されるようになりました。
カフェインは、「集中力をアップし、計算能力を高める」「運動能力を向上させる」という研究結果が出ています。
また、「自律神経の働きを高める」ので、コーヒーを飲むと体脂肪の燃焼が促進するのではないかと、
そのダイエット効果に期待が寄せられています。
 

2 ポリフェノール
コーヒーには、クロロゲン酸などのポリフェノールが豊富に含まれています。
コーヒーの褐色や苦味、香りのもととなっています。
ポリフェノールは植物が作り出す抗酸化物質で、
赤ワインのアントシアニン、お茶のカテキン、ココアのカカオポリフェノールなどは皆ポリフェノールの仲間。
その他野菜や果物にも多く含まれ、その数は5000種類以上にも及びます。
コーヒー1杯<約140cc>には約280mgのポリフェノールが含まれ、これは赤ワインと同程度、お茶の約2倍にあたります。
現在、コーヒーを飲むと、がんや糖尿病、動脈硬化などの予防に有効であるという研究成果が相次いで報告されています。
それにはポリフェノールが関係しているのではないかと言われ、とても注目を集めています。
 

3 香り
コーヒーの香りは複合的なもので40種くらいの芳香物質からあるといわれています。
 

4 粗繊維
生の豆に含まれている約28%の粗繊維は豆を煎ると炭火して褐色になります。
この色素は、糖分が変化してできあがったカラメルの色素と共に、コーヒー液の色調を作ります。
 

5 脂肪
コーヒーの脂肪は一種類ではなく、分析すると、いくつもの種類に分れます。
その中には脂肪酸があり、これが多いコーヒーは酸味が強くなります。
 

6 鉱物質
「灰分」珪素、鉄、石灰、ソーダ、燐、硫黄、塩素などで、いずれも含有量は微少。
 

7 タンニン酸
コーヒーをブラックで飲む時、苦味や渋味のあとから、かすかな甘味が舌に乗ってきて、「おいしいなあ」と感じさせます。
それがタンニンの作用であると同時に、コーヒー豆に初めから含まれている糖分の作用です。
 

8 エキス分
「エキス」とは抽出物の意味。
エキス分は他の7つの成分以外の物質で、その量は生の豆で約17%、煎った豆で約29.5%です。
 

Pocket

湯田温泉の小さな珈琲豆焙煎屋 Nishida Coffee


会社名: Nishida Coffee

住所:〒753-0056 山口県山口市湯田温泉五丁目7-6

TEL: 080-4487-7054

営業時間 : 平日 / 12:00~18:00 土祝 / 9:00~18:00 定休日:日曜日

対応エリア:

業務内容:コーヒー豆の製造・小売・卸、コーヒー器具の販売、ギフト販売、イベント出店、コーヒー教室

pagetop