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各国のコーヒーの飲み方

 

コーヒーの飲み方は、国や地域によってさまざまです。

今回は個性豊かな世界のコーヒーの楽しみ方をご紹介します。

まずはじめはコーヒー発祥の地・エチオピアから紹介していきたいと思います。

 

▶︎昔ながらの方法で淹れる

エチオピアのコーヒーは栽培方法によって、

森林に自生する野生のフォレストコーヒー、野生の木を農家が手入れしたセミフォレストコーヒー、

農家が所有する小さな畑で栽培したガーデンコーヒー、農園で栽培するプランテーションコーヒーの4種類に分類されています。

このうち、国全体の生産量の約50%を占めているのが、ガーデンコーヒーです。

南西部や南東部ではほとんどの家の畑にコーヒーの木があり、朝・昼・晩と1日に3回はコーヒーを楽しみます。

都市部には現代的なコーヒーショップがありますが、

家庭では今も昔ながらの方法でコーヒーを淹れて、多くの人はたっぷりの砂糖を加えて飲みます。

地域によっては、塩やバターを加える飲み方も一般的です。

来客があるとコーヒーを飲みながら語り合う「カリオモン(Kariomon)」と呼ばれるコーヒーセレモニーを催すこともあります。

米を研ぐようにして丁寧に洗った生豆を、真っ黒になるまでフライパンで深炒りにするのがエチオピア流。

粉状になったコーヒーを「ジャバナ」と呼ばれるポットでぐつぐつと煮出し、

粉を沈殿させた後、淹れたてのコーヒーを小さなカップに入れてふるまいます。

セレモニーは、部屋に飾り付けをしてお香を焚くところから始まり、

煎った豆の香りを出席者全員で楽しんだり、お菓子を食べたりして、2時間以上かけることもあります。

また、コーヒー発祥の地らしく、野生のコーヒーの木の葉を使ったお茶も飲まれています。

近年では、このコーヒー茶の成分が健康に良いとされ、他の国や地域でも飲まれるようになっているそうです。

 

次にアメリカです。

▶︎楽しみ方はさまざま

アメリカのコーヒータイムというと、「アメリカンコーヒー」をイメージする人が多いのではないでしょうか?

通常の濃さのコーヒーをお湯で薄めたものと誤解されることがありますが、

本来は浅煎りの豆で淹れた軽めの味わいのコーヒーのことです。

スッキリとした飲み口で、酸味が比較的強く感じられるのが特長です。

また、「アメリカンコーヒー」はアメリカで生まれた言葉と思われがちですが、実は和製英語です。

アメリカでは長い間、薄めに淹れたコーヒーをマグカップでたっぷり楽しむという飲み方が一般的だったことから、

この呼び名が生まれたと考えられています。

今も地方のダイナーなどでは、コーヒーメーカーで大量に作り置きした薄めのコーヒーを飲み放題で楽しめます。

また、「コーヒーショップ」と呼ばれるスタイルの店も多く、

映画やドラマなどでも登場人物がこうした店でコーヒーと朝食を取って仕事に出かけるという光景をよく目にします。

アメリカのコーヒータイムを大きく変えたのは、「シアトル系」と呼ばれるコーヒーチェーンです。

深炒りの豆を使い、カフェオレ、カフェラテなどのアレンジコーヒーを楽しむというスタイルが都市部で人気を集め、

人気コーヒーチェーンのカップを片手に歩くことがファッショナブルとされた時期もありました。

また、こうしたコーヒーチェーンの増加によって、

それまでほとんどアメリカにはなかったアイスコーヒーが広まったといわれています。

さらに近年では、作り手がはっきりとしたコーヒー豆を使い、

その個性を引き出す淹れ方を大切にする「サードウェーブ」の考え方の影響を受け、新しいコーヒーチェーンも登場。

さまざまなスタイルでコーヒーが楽しまれています。

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湯田温泉の小さな珈琲豆焙煎屋 Nishida Coffee


会社名: Nishida Coffee

住所:〒753-0056 山口県山口市湯田温泉五丁目7-6

TEL: 080-4487-7054

営業時間 : 平日 / 12:00~18:00 土祝 / 9:00~18:00 定休日:日曜日

対応エリア:

業務内容:コーヒー豆の製造・小売・卸、コーヒー器具の販売、ギフト販売、イベント出店、コーヒー教室

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