暑い季節になると飲みたくなるのが「アイスコーヒー」。専用のコーヒー豆を選ぶと、自宅でもおいしく作ることができます。
しかし、販売されているコーヒー豆の種類は非常に多く、産地もさまざま。さらに焙煎によってコクや味わいも変化するので、何を基準にコーヒー豆を選ぶべきか困ってしまいますよね。
そこで、簡単な選び方をご紹介します。
コーヒー豆の選び方
基準になるのは、しっかりとスッキリという味わいです。深煎りならしっかりめの味わいを楽しめ、浅煎りならスッキリとした味わいになります。
アイスコーヒー用として発売されているコーヒー豆の多くは、「フレンチロースト」や「イタリアンロースト」などの深煎りの豆です。
しかし、深煎りは苦みが強く出るため、スッキリとした酸味のある味わいが好みなら、浅煎りをおすすめします。
どのような味のアイスコーヒーを飲みたいのかイメージしたうえで、焙煎度合いのコーヒー豆を選ぶと良いでしょう。
なお、基本的にアイスコーヒーは深煎り抽出なのですが、浅煎りでも濃いめに抽出すれば大丈夫です。
豆ではなく粉なら
コーヒー豆ではなく市販される粉を購入するなら、粉は細かい中挽きをおすすめします。コーヒーの成分が濃く抽出できることにより、氷を加えても濃度の高いアイスコーヒーに仕上がります。粉の場合も、アイスコーヒー用と明記されているモノを選ぶと失敗しません。
もし、自宅で豆を挽くつもりなら、いつもより細かく挽きますが、コーヒー豆を購入するから「アイスコーヒー用に挽いてください」と注文すると良いでしょう。
なお、粗めに挽いたコーヒー粉が残っているなら、通常より粉の量を増やしゆっくり抽出してみましょう。濃く抽出して、氷で濃度を調整すれば問題ありません。
産地について
産地にも注目してみましょう。南米のコーヒー豆は、コクがあるうえに全体のバランスが良いのが特徴。中米のコーヒー豆は、フルーティーな酸味があり、アフリカの豆は独特な香りを楽しめます。
味、香りに好みも分かれるので複数の産地の豆を合わせたブレンドを選ぶのもアリです!
豆によるクセを抑えるためにコクのある豆を加えたり、さまざまな味の特徴をしっかり活かしています。
なお、深煎り豆に関しては産地による違いが感じられないこともあります。ですので、焙煎度合の違いによる味の好みを把握してから産地にこだわるようにしましょう。
飲み方
コーヒー豆あるいは粉から抽出するコーヒー、飲み方もさまざまです。例えば、あらかじめ用意した氷に直接コーヒーを注ぐ急冷式で淹れると、すぐに冷たい状態のアイスコーヒーが飲めます。
さっぱりとした味わいなら、ブラックでもミルクを加えてカフェオレにしてもおいしく頂けます。
また、深煎りにこだわり、香りと酸味のバランスが良い味わいならミルクをオーツミルクやソイに代えてみたり、バニラアイスやホイップを浮かべてみるのもおすすめです。
なお、保存については冷蔵庫に入れて冷やし、その日のうちに飲み切るようにしましょう。抽出方法にもよりますが、一滴一滴時間をかけて抽出する場合、風味が落ちてしまいます。
先に伝えたように急冷式で淹れることをおすすめしますが、量を多く淹れた場合には常温保存はせず、密閉ガラス瓶などに入れて冷蔵庫へ。
いかがでしたか。これから暑くなる季節が到来します。キンキンに冷えたアイスコーヒーがおいしく感じるはずです。ぜひ、こちらの記事を参考に、コーヒーのある日常を楽しんでみてください。