気軽に購入して自宅でおいしいコーヒーを楽しめる、そのようなコーヒー豆販売店も増えています。

 

しかし、店内に足を踏み入れると、「浅煎り」「深煎り」「シティロースト」など、コーヒー専門店で見かけるこのPOPにキョトンとしてしまう光景も見受けることも…。

 

POP書きされたこれらの意味をよく知らないという方も多いのは確か。
そこで記事では、焙煎について知識を深めていただき、自分好みのコーヒーが見つけられる情報をご紹介していきます。

 

焙煎の種類

コーヒー豆の焙煎には、浅煎り〜深煎りまで、大きく8段階に分けることができます。なお、焙煎とはコーヒーの生豆を煎る加熱のことです。

 

焙煎が弱い浅煎りから順に
・ライトロースト
・シナモンロースト
・ミディアムロースト
・ハイロースト
・シティロースト
・フルシティロースト
・フレンチロースト
・イタリアンロースト

 

コーヒー豆の種類が同じでも、焙煎次第で「酸味」「苦味」「風味」などがそれぞれ異なることも知っておきましょう。例えば、アメリカンコーヒーに最適な焙煎へ仕上げた豆も苦味とコクがピークに達すれば、エスプレッソ用に適するように…。

 

浅い焙煎

コーヒーが苦手…。だけど大人の味も楽しんでみたいのなら、浅煎りをおすすめ。味だけでなく香りや口当たりに特徴があります。一般的に焙煎具合の浅いコーヒーにはナッツに似た香りがあります。

 

コーヒー豆の種類によっては、浅煎りすると花や果実のような香りがするものも。口当たりは軽めです。

 

深い焙煎

コーヒーをさらに深く楽しみたいなら焙煎が深くなるコチラをおすすめ。香りもコクも重くなり、キャラメルやチョコレートなどの甘い香りもしてきます。口当たりは滑らかです。

 

■ティローストについて

先にご紹介した焙煎のなかで、真ん中に位置するシティローストという種類についてお話していきます。

 

コーヒーらしい苦味も堪能できる段階で、バランスがとれた焙煎です。万人ウケするといった意味合いが強く、カフェや家庭用のコーヒーとして提供される一般的な焙煎にも挙げられる種類です。

 

シティーローストは中煎りです。コクのある苦味が強くなってくる段階の煎り方で、苦味に重点を置いたコーヒー豆の種類を選ぶようにすれば、特徴を色濃く抽出できます。

 

となると、苦味に負けないように「風味」のしっかりしたコーヒー豆を使わないと味わい深くならないということにも。

選択するコーヒー豆のポテンシャルもポイントになるので、専門店にて相談することをおすすめします。

 

日本人好みの焙煎

シティローストは、焙煎段階で真ん中の位置にあるので、万人ウケする煎り方です。日本人の味覚に合うとも言われており、苦味と酸味のバランスがとれた一般的なコーヒーに用いられることも多めです。

 

そのため、コーヒー豆の特徴を知る比較用にシティローストで飲むことはおすすめなのです。

 

プロに任せる

コーヒー豆も販売する専門店は「コーヒーのことをよく知らない」という方にも利用できます。しかし、多くの種類のコーヒー豆が並んでいるため、どれを選んでいいのかがわかりませんよね。

 

「おいしいコーヒーを家で飲みたい」「なんとなく大人味のコーヒーを飲んでみようと思って」といった話をふってみてください。

 

しっかりとした知識をもったスタッフと一緒に、好みに合うコーヒーを探せるでしょう。

 

もちろん、「深煎りで果実味のあるコーヒーがほしい」「浅めに焙煎したあの種類の豆がほしい」などといったこだわりある方の声にもしっかり対応してくれます。

 

いかがでしたか。コーヒー豆の焙煎について、少し知識が深まったのではないでしょうか。専門店なら試飲ができる機会もあるので、ぜひ、自分好みを見つけて楽しんでみてください。