コーヒー豆の風味となる苦味や酸味は、コーヒー豆そのものが持っている個性でもあります。

このコーヒー豆が持つ、さまざまな個性は焙煎方法によって、更に味わいなどが変化していきます。

 

コーヒー豆は、収穫後に乾燥され、焙煎（ロースト）されます。

コーヒー豆は、ローストのされ方によって、その味と香りが決められるのです。

 

コーヒー豆のローストの種類について

コーヒー豆のローストの種類は、大きく分けて3つになります。

それは、浅煎り、中煎り、深煎りがあります。

 

このローストの種類は、更に分けられることもあります。

コーヒー豆は、豆の種類によって味に違いがあります。

 

このコーヒー豆の味は、ローストすることにより更に個性が増します。

一般的には、コーヒー豆を浅煎りするとコーヒーの味は酸味が強くなります。

 

逆に、深煎りの場合、コーヒーの味は苦味が強くなります。

ローストの種類は、火入れ後のコーヒー豆の濃さである焦げの色合いを見ることでローストの種類が分かります。

 

豆の焦げ色の種類は、浅煎りをシナモンローストといいます。

浅煎りのコーヒー豆は、その名前の通りシナモン色です。

 

このシナモンローストには、豆の青臭さが残っていて、飲むには難しいです。

このシナモンローストは、コーヒー豆の酸味を一番強く感じることができるローストの種類なので酸味が好きな方にはピッタリの一杯です。

 

コーヒー豆を中煎りするとミディアムロースト、ハイローストと呼びます。

 

中煎りされたコーヒー豆の特徴は、コーヒーらしい香ばしさ、まろやかな酸味、わずかに感じることができる苦味などです。

 

中煎りは、ローストの種類の中でもコーヒーらしい苦味や甘みを持ち、バランスが優れているとされています。

中煎りは、アメリカンコーヒーやレギュラーコーヒーなどに使われています。

 

ローストの種類である深煎りはさらに細かい種類がある

ローストの中でも、一番ローストされている深煎りにはローストの方法によって、更に細かく種類があります。

 

シティロースト、フルシティロースト、フレンチロースト、イタリアンローストとなり、コーヒー豆はしっかりとローストされていきます。

 

シティローストは、酸味と苦味のバランスがよく、一番多いローストです。

日本のレギュラーコーヒーの主流となっています。

 

コーヒー豆は、ローストが進むと苦味が強くなり、香ばしい香りも強くなっていきます。

フルシティローストは、コーヒーらしい味、香りを一緒に楽しみたい方にピッタリのローストです。

 

更にローストしたものをフレンチローストと言われ、豆の色は黒に近いこげ茶色です。

また、コーヒー豆の表面は油で覆われます。フレンチローストでは、酸味はなく苦味が際立ち、コーヒーの香りにも変化が生まれます。

 

酸味が少なく苦味が強いフレンチローストは、カフェオレやウィンナーコーヒーといったミルクやクリームと一緒に楽しむコーヒーにピッタリです。

 

深煎りの中で、一番ローストされているのがイタリアンロースト。

イタリアンローストのコーヒー豆は、真っ黒です。

 

コーヒー豆の表面はツヤツヤの油で覆われ、光っています。

イタリアンローストの特徴は、重厚な苦味と深みのあるコクが特徴です。

 

イタリアンローストは、エスプレッソやカプチーノといったイタリアを代表するコーヒーにピッタリの焙煎方法です。

このように、コーヒー豆には、さまざまなローストの種類があります。

 

ローストの具合によって、コーヒーの味に大きく関わってくるのではないでしょうか。

 

コーヒー豆は、乾燥させてからローストされます。

コーヒーの味は、コーヒー豆自身によって違いがあります。

 

また、ローストすることにより、コーヒーが持っている特徴が際立ってきます。

コーヒーのメニューにより、ピッタリのロースト方法やコーヒー豆の種類があります。

 

色々と試すことで、自分好みの一杯に出会えるでしょう。